谷澤メモ

ARP/wARPによるモデル構築

CCP4iのModel BuildingのARP/wARP

ARP/wARP

実行後に得られる 29_warpNtrace.pdb (先頭の番号は任意)のようなPDBが組み立てられたモデルである。また、29_map_2mfoDfc_warpNtrace.ext、29_map_mfoDfc_warpNtrace.ext がそれぞれ、2Fo-Fc、Fo-Fcのフーリエ図なのでturbo に読み込ませて見ることができる。なお、出力MTZは、29_warpNtrace.mtz のような名前で、位相が入っている。

注意点など

ARP/wARPでWillsonplotが悪いなどと文句を言われる件は、いつものことなので、continueとacknowledgeを連打して下さい。

この件については、E. Dodson先生が、作者に文句を言ったようで、(Dodson先生は、自分のコンピュータのディスプレーに、この表示が出るたびに画面に向かって「Stupid Program !!」と叫んでいたらしい)、最新バージョンのARP/wARPのプログラム更新履歴(ARP/wARPのHPにある)のところに、E. Dodsonをhappyにするために、この点を修正したと、名指しでかかれています。

ARP/wARPでのモデル構築の続行の方法

  1. Run ARP/wARP for のところで automated model building starting from existing model を選ぶ
  2. MTZ in は、最初のモデル構築のときと同じもの
  3. Starting model in のところに、最初のモデル構築ででき たモデル「88_warpNtrace.pdb」(この例で番号88はCCP4iのJob 番号)を入力。
  4. Sequence in は、最初のモデル構築のときと同じもの
  5. Required parameter も最初のモデル構築のときと同じ
でうまくいくはずです。

実際に、ARP/wARPの続きをやるときは、最初のARP/wARPをRerunで呼び出して、Run ARP/wARP forのところを換えたのち、Starting model in のところでBrowse, dateで一番上に来るpdbファイルを迷わず入力して、即 Run すればOKです。


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